お一人様


───…
パスタを食べ終わり、食後のコーヒーを口にした。


「真理はさぁ、どぉしたいの?」


美保の質問に戸惑ってしまった。

だって、どぉしたいかなんて…


「あたしはね、健太郎の事好きだし、傍に居れて嬉しい。けど…やっぱり1人の時間っていうか、気ィ抜く時間も欲しいかなぁ…」


「まんま、本音を話せば?」

「言えないよ。出てけって言ってるみたいじゃん!」

「そぉだけど、そんなんじゃぁ、ニキビ消えないよ?(笑)」


美保が溜め息混じりに言った。




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