平安物語【完】



「昨夜は酔ってしまっていて、申し訳ありませんでした。

全く記憶が無いもので、何か失礼は無かったかと心配になりまして…」


―あぁ、やはり覚えておいでではなかったのね。


覚悟はしていたものの、やはり心が痛みます。


「いえ何も…」

そうお答えするのが精一杯でした。



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