恋命
病院から薬をもらい、病院を出た。

家に帰ると母親は心に冷えピタを貼り、薬を飲ませて寝かしつけた。

その夜、母親は帰ってきた父親に病院での出来事を話した。

「そうか…。」

父親はそう言って考え出した。

「そういえば…俺のばあちゃんが心臓病だったなあ…。」

「心臓病は遺伝の病気なの?心、どうなるの?」

母親は心臓病という病気の知識がないため、焦っていた。

「心臓病は大半の人が遺伝なんだ。大丈夫。心臓は他の子より弱いから、運動規制とかかかると思うけど、すぐにどうこうとかいうことじゃないから。」

「じゃあ私達が気をつけてあげればいいのね。」

母親は安堵の声をもらすと、寝室に入っていった。
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