蟀谷にピストル



「ふーん。まあ・なんか考えてたんでしょ。」

とねーちゃんが言ったときはビヒッた。何で分かったんだと言う顔をしたら

「あんたのねーちゃん何年やってると思ってんの?
あんたは何か考えてるとき固まるんだよ。えっ!もしかして気づいてなかった?」

「バカだねー」とねーちゃんがつけたし・俺は「マジで」とまた固まった。

固まってることに気づかない俺って。とか考えながら。

「まだ固まってんのー馬鹿息子ー早く上がって来なぁ~」

と黒のスエットのパンツと黒いピッタリしたTシャツを来ているねーちゃんが呼んできた。

「いや・俺あんたの息子じゃないし。」

と言いながらリビンクの扉を開けた。

テーブルの上には俺とねーちゃんの夕食が並んでいた。

部活のカバンを下ろして野球のバットが入ったヤツを下ろしたとき

「早くして・先食うぞ」と声をかけられた。ウチでは最後に飯を食ったヤツが食器を洗うようになってるので俺は大人しくテーブルの席について「いただきます」と言って2人で飯を食う。

俺はこの家族は他の家族より数倍仲がイイと思う。特にこの姉弟の仲。
どっちがが遅く帰ってきても夕食を食べるのを待っている。

俺達は学校のコトを話したりして飯を食った。
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