蟀谷にピストル
食い終わって「風呂行ってくる」と言って席を立った。
風呂から上がってリビンクに戻った。ねーちゃんは庭からの出入り口になっている硝子戸のところに硝子戸を開けそこに座ってアイスを食っていた。
「太んないのか」と思いながら冷凍庫からアイスを取ってねーちゃんの隣に座った。
ふと今日告白されたことを思い出した。
1年生の名前も知らない女の子。
部活が終わって校門を出ようとしたときに白く細いの手が俺を止めた。