親愛なる姉の恋愛観


「ふーん。まあ、なんか考えてたんでしょ。」

と、ねーちゃんが言ったときはビヒッた。何で分かったんだと言う顔をしたら

「あんたのねーちゃん何年やってると思ってんの?
あんたは何か考えてるとき固まるんだよ。

…えっ!もしかして気づいてなかった?」

「バカだねー」

とねーちゃんがつけたし・俺は「マジで」とまた固まった。

固まってることに気づかない俺って。とか考えながら。

「まだ固まってんのー馬鹿息子ー早く上がって来なぁ〜」

と黒のスエットのパンツと黒いピッタリしたTシャツを来ているねーちゃんが呼んできた。

「いや・俺あんたの息子じゃないし。」

と言いながらリビンクの扉を開けた。
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