小悪魔な2人の復讐劇★



「…っ、」



声も出せないほど、美枝は泣いていた。




「…みんなは美枝に騙されてあんなことしたんじゃない。



みんなはただ大切な仲間を、美枝を、守りたかったんだよ?」



千春は車椅子に乗ったまま、1人静かに美枝の前へ行く。





「…あたし、知ってたよ。



美枝が、本当はあたしを想ってくれてたって」





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