小悪魔な2人の復讐劇★


________________
_________
____


バタンッ

乱暴に閉められたドアの音でふと我に返った。

「…」

美枝と目が合った。

ゆっくりとこちらに近づいてくる。


パコーン

パコーン

しばしの沈黙の中、テニスボールの跳ねる音が静かに響いた。


そう、


「…ねぇ、美月チャン?」


ここにはあなたとあたしの2人だけ。



「…


あんた、マジうざいんだけど」



  偽姫の化けの皮を剥がす、
    絶好のチャンス




< 63 / 234 >

この作品をシェア

pagetop