【短編】続・Your HEART
「・・とっ。ぉとっ!音!!!」
「・・!?な・・に?」
「なにじゃないよーっ。
あんた、今日まともに授業受けてないじゃんか。
今だって寝てたしっ?」
寝て・・た・・?
考えてる途中で寝ちゃったんだ・・・。
「まー確かにしょがないよねっ。
6時間目眠いしー・・」
まだ寝ぼけているあたしの耳元に近づいてサヤはそっと呟いた。
「今日、告白の返事しなきゃだしねーっ。」
ガタタッ
あたしは勢いよくイスから立ち上がった。
「動揺してるの~ぉ?」
サヤがふふふと笑ってあたしをつついた。
「・・ちょー!」
「あ!」
あたしが言い返そうとする前にサヤはまた声を上げた。