Pure Hart
「どう?勉強はかどってる?」

『う~ん・・・なんか気分じゃない・・・・。』

「そっか・・・じゃあ、久しぶりにピアノ弾いたら?」

『はい。』


なぜか分からないが、相談室には1台のピアノがある。

すぐにピアノを準備して弾き始めた。




私はいつ教室で授業を受けられる日が来るのだろうか・・・・。

教室にいけなくなって1週間。

もう中学3年生になって受験生になる。

だからずっと相談室で勉強するわけにはいかない・・・・。

でも・・・今の状態じゃあ教室にいけないのは確かだ。


どうすればいいんだろう・・・・。



「あれ?もうやめちゃったの?」


そんなことを考えていたからなのかな・・・。

私の手はいつのまにかピアノを弾くのを止めてしまっていた。
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