ネオン
「しょーがねーな…」

「お!流石涼!だ・い・す・き♪」
翔太がウインクをして、えへっと付け足した。


「って言う訳ねぇだろ!?俺は今日仕事なのですよ」

「は?嘘だろー!?」

「嘘じゃねぇよ!しかも俺好きな子いるし」

「…好きな子??初耳だぞ?」
翔はそう言って、俯き悲しそうな声で


「おっ俺は聞いてないぞ!?親友に相談しないとは…何事だぁ!?」
とキレた。


「ごめんごめん!俺、あんまり相談とかしないから」

「そっか…。だけど言ってほしかったなぁ~」
翔はイジけて、床に文字を書き出した。


「今度から言うからさ!許せ!!」

「許せってなんだよ!!まあ…許すけど~」
今度は立ち上がって、俺を上から見た。


「で…その子誰?」

「だっ誰って…その、あれだよ!」
いきなりの質問に困った俺は、誤魔化すのに必死だ。



「あれってなんだよ!」

御決まりのツッコミに俺は、汗がでた。
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