ネオン
はぁ…。
やっとついたぁ。
「由佳ぁ~起きて~!」
「ん…ん~」

「鍵どこにあるの?」
「…」

「由佳!由佳ってばぁ!」
私は由佳の体を揺らし、少し無理やりに起こした。

「んぁぁ~!」
やっと起きた…。

「家ついたよ!!」
「えっ?里緒連れて帰ってくれたの?」
「うん…」
「まじで?ありがと~♪」
さっきまで寝てた由佳とは、大違い。

由佳は部屋の鍵を見つけ、さっさと部屋に入った。
「じゃ!おやすみい~!」


「お…おやすみ」
私は由佳のマンションを後にした。

ウィーン…
虚しく自動ドアが開いた。
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