それでもお前は俺を…
次の日、昼休みの食堂のいつもの取り巻きの中から、
有華を発見した。
奴は、取り巻きの輪の外から、
俺を見ていた。
控えめな性格なんだな。
彼女居るかどうかも、友達に聞かせるし、
取り巻きの輪の外に居るし。
俺は、そんなことを考えながら、
なんとなく有華を見ていたら、
有華とばっちりと視線が合った。
俺とばっちり目が合った有華は、
すぐに、ビクッと目を逸らした。
こんな反応されたの初めてだ。
大抵の女は、俺と目が合ったら、
キャーキャー騒ぐし、
うっとうしいし、うざいと思ってたけど…
こいつだけは、何か違った。
まぁ、こいつは、騒ぐようなキャラじゃなさそうだけどな…
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