I'm in LOVE〜禁忌〜
放課後。
相田は昇降口で待っていた。
「どこの本屋さんにいくの?」
「駅前」
「何、買うの?」
「桜の参考書」
「さくら?…双子の?」
「数学でつまずいてるんだ。なんか解りやすいものみてやらないと…」
「…ふ〜ん」
相田は俺を少し睨んだ。
「なに?」
「蓮って妹ばっか?」
「…なんで?」
「私と付き合ってくれるんだよね?」
「…一応」
「少しでいいから私の事も考えてね」
「…わかった」
わかった。
口で言うのは簡単だ。
実行に移せるかどうかは
別として。