I'm in LOVE〜禁忌〜
本屋に着いて、桜の参考書を探していると、相田も一緒になって探してくれた。
「私、これで予習したんだけど、解りやすいしまとまってるし、どうかな?」
ページをめくると、簡潔に公式が書いてあり、読みやすく扱いやすい。
「…うん。これにしてみよう。ありがとう」
「良かった。…じゃぁ、あとで小説売場行っていい?新作でてるんだ」
「わかった」
小説売場は1階でエスカレーターに乗ると相田が腕をからめてきた。
嫌な感じはしないけど、隣が桜じゃないから違和感はある。
まぁ、少しずつ。
リハビリみたいな感じで。
17年、あたため続けた
桜への思いは
いつになったら
楽になるんだろう…