I'm in LOVE〜禁忌〜
宇田川くんの顔が近付いてくる。
どうしよう!
焦るあたしの気持ちとは裏腹に、唇が重なった。
あれ?
唇が重なった時、
あたしは何かを思い出した。
でも、その思い出したことをゆっくり考えるヒマがなかった。
「ん… あっ…」
生暖かい宇田川くんの舌が、容赦なくあたしの口の中に入ってくる。
「…んっ…」
嫌だ!
身体中がぞわぞわした。
彼氏にキスされて、
なんで嫌だと思うの?
「やだっ!」
突き放した宇田川くんは、口元を拭った。