I'm in LOVE〜禁忌〜
「ご…ごめんね。…あたし、ハジめてだから、どうしていいか…」
言い訳をするあたしを、宇田川くんは静かに見ていた。
あたしは震える手を握り締めた。
宇田川くんは静かに見ていた。
何も言わない。
「きゃ!!」
あたしはベッドに押し倒された。
「教えてやるから、じっとしてろ」
そこにいたのは、
あたしの知ってる
宇田川くんじゃなかった。
手首を掴まれ、あたしは動けなかった。
上にまたがった宇田川くんはあたしの首に顔を近付ける。
「やっ…!!」
全身が粟立つような感じがする。
宇田川くんは止めるどころか、あたしの口を手で塞いだ。
彼女なんだから、当り前。
あたしは何度も自分に言い聞かせた。