I'm in LOVE〜禁忌〜
相田は上目遣いで甘えてきた。
「…さっき続き、したくない?」
キスの続き。
「遠慮しとく」
「なんで?!」
俺の答えに、心外なのか身を乗り出して聞いてきた。
「相田とそこまでは考えてないし、やっぱり気持ちは変えられないみたいだ」
「…気持ち?」
相田は眉間にしわを寄せた。
俺は諦めた顔をして、笑った。
「俺、好きなヤツがいるんだ。相田を利用して忘れようとしてる。…でも、変えられないみたいだ。だから…ごめん」
鞄を肩に掛けた俺に、相田は笑った。
「雨宮くん、やっぱカッコいいや。だから私も諦めない。…いつか落としてあげる♪」
「…ありがとう」