I'm in LOVE〜禁忌〜
「…二度と桜に近づくな」
「はい…」
「喧嘩するなら相手を選ぶんだな。あと友達も」
「…はい」
「もぅウザイ。失せろ」
宇田川は腹を抱え、ヨロヨロしながら暗闇に消えていった。
はぁ。
中学の頃、やんちゃをしていて、ある意味よかった。
関係ない人間を殴らずすんだし。
ごめん。
父さん、母さん…
迷惑かけて、喧嘩はしないって約束したのに、破っちゃったし。
でも、今日だけ。
今回だけだから、
許してください。