28歳のシンデレラ
プロローグ


隼(じゅん)。

来世、をあなたは信じるかしら。

わたしは、信じているわ。

来世、わたしは予知能力者なのかもしれない、なんて思うのよ。

年甲斐もなく、ね。

最近、つくづく思うわ。

例えば、この広い宇宙の片隅で、あなたが泣いてたいるかもしれない、とか。

たぶん、あなたがこの世から消えた瞬間、とか。

わたしは、きっと、分かるもの。

でも、それ以上にあなたはエスパーなのかもしれない、なんて思う時があるのよ。

もしかしたら、わたし逹はテレパスなのかも、なんて思うわ。

あなたと離れていた歳月を、わたしはそんなことばかり想って、泣いていたのよ。

そんなことを言ったら、あなたは笑ってしまうのでしょうね。

好きよ、隼。

とても、あいしているわ。

すごく、よ。


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