パラノイア境界線



誰かに力一杯抱きしめてほしいのに
あたしの記憶はそれを許さない。



体で繋がることが愛なら
あたしは一生手にすることもないと思ってたし



あたしを隠す理由になってた、あの行為が愛だというのなら
そんな馬鹿なことないと思ってた。




誰かに抱きしめられることなんて、一生許さないと思ってた。


思ってたのに、


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