大切な人【短編】(修正版)
「ええよ。もう気にしてへんから。」
「ありがとう。
ねぇ、それよりさ。このメールにある話ってまさか…。」
私に告白なんて…コト思ってしまうのは自意識過剰なのかな?
でも期待してしまう。
「あー…。
もう隠してもしゃあないから言うわ。
ほんまはもっとムードがある所で伝えたかったんやけどな。」
ムードがないのは私のせい。
「俺さ、お前のコト好きやねん!!」
お陰で淳クンに変な告白させちゃった。
「お前は俺のコト親友って言うたけど、俺はそんなん思ったことない。
ずっと一人の女として見てきた。
だから俺と付き合って欲しい!!」
でも変な告白とか関係ない。
私の答えはずっと前から決まってる。