大切な人【短編】(修正版)
「ねぇねぇ!!
キミもカレーラムネ好きなの!?」
「へ?や、あの…。」
「あ、急に話し掛けてゴメンね?
私は吉田美鈴、一年生だよ。
カレーラムネ買う人初めて見て、つい嬉しくなっちゃってさ、つい話しかけちゃったの。」
それを聞いてさっきまで不安そうな顔が無かったかのように急に凄い笑顔になった。
「も、もしかしてキミも、いや吉田サンもカレーラムネ好きなん!?
わっ、わっ、初めてや。
ゴーヤジュース好きな人、俺も初めて見た!!めっちゃ嬉しいわ!!
あ、俺沢井淳言うねん。
ヨロシクな!!」
これをキッカケに淳クンとは仲良くなり、今ではたった1年で親友と呼べるくらいまで仲良くなった。
そして実はその日、私はその笑顔と関西弁?にズキュン!!ときてしまい、淳に恋をしてました。
ただ…親友という殻を破る勇気がでなかった。
シャイな淳クンは女友達が私だけだったから大丈夫。
そういう気持ちがあって、1年間親友という席に甘んじて告白しないでいたけれど…。
今日それを激しく後悔するようになるなんて思って無かった。