大切な人【短編】(修正版)
…はやっ!!いや、早いよ!!
どうしよう…。
対策練るヒマ無いじゃん!!
「どうしたん?難しい顔して。
いつも幸せそうな顔してる美鈴が珍しいやん。」
それは、いつもは淳クンと一緒にいれるから自然と幸せな顔になるんだよ。いやん!!
なぁんて、そんな恥ずかしいコト淳クンには言えないけどね。
でも今日はこんな話を聞いていて幸せな顔でいれるわけがないよ!!
早く家帰って対策練らなきゃ。
「…淳クン。」
「ん?なんや?」
「私…帰るよ。」
「へ?お、おう…。分かった。
ほんなら、もうすぐ暗くなるから送って行くわ。」
「いや、考え事があるから今日はいいよ。」
でも…と躊躇する淳クンに大丈夫だから!!と念をおして帰った。