ダストリコリズ
***
理解が出来なかった。何を言っているのか・・・。
あの後は、シュウはそれだけ言ってニキの元から離れた。
『夜に話そうか。』
という、約束を結ばれながら。
実際の所、シュウなんてどうでもいい。問題は姉の事だ・・・。ニキの仕事を、体を使って取ってきている?つまりそれは・・・仕事の関係者と・・・。
ニキの頭の中は真っ白になって、その後始まった会見で、自分が何を言っているのか、何を聞かれているのか・・・よく覚えていられない程だった。
その信じられない話を聞く為には、シュウと夜に会うしかない。リヤに直接なんて聞けるものか。まだはっきりしない状況だし、信じたくもない話だから。
確かに、姉は綺麗だ。日に当てれば茶に透ける長い黒髪は優雅だし、顔だって可愛らしい。姉が羨ましく思う時もあったが、誇らしく思う。
そんな姉が・・・。
「お疲れ様、ニキ。───ニキ?どうかしたの?」
「え。何でもない!ぼーっとしてただけだから・・・。」
考えられない。
姉が自分の味方だというのは解っているが、それ故に体を使ってだなんて。
疑惑を確かめるべく、ニキは覚悟を決めた。
理解が出来なかった。何を言っているのか・・・。
あの後は、シュウはそれだけ言ってニキの元から離れた。
『夜に話そうか。』
という、約束を結ばれながら。
実際の所、シュウなんてどうでもいい。問題は姉の事だ・・・。ニキの仕事を、体を使って取ってきている?つまりそれは・・・仕事の関係者と・・・。
ニキの頭の中は真っ白になって、その後始まった会見で、自分が何を言っているのか、何を聞かれているのか・・・よく覚えていられない程だった。
その信じられない話を聞く為には、シュウと夜に会うしかない。リヤに直接なんて聞けるものか。まだはっきりしない状況だし、信じたくもない話だから。
確かに、姉は綺麗だ。日に当てれば茶に透ける長い黒髪は優雅だし、顔だって可愛らしい。姉が羨ましく思う時もあったが、誇らしく思う。
そんな姉が・・・。
「お疲れ様、ニキ。───ニキ?どうかしたの?」
「え。何でもない!ぼーっとしてただけだから・・・。」
考えられない。
姉が自分の味方だというのは解っているが、それ故に体を使ってだなんて。
疑惑を確かめるべく、ニキは覚悟を決めた。