本当の自分
ぐるぐるぐるぐる。
景色変わって。
桜が咲いている。
あたりがにぎやかで。
保育園の門に
『卒園式』
という立て札がある。
「さ~え~!!!」
あっちから、また一回り大きくなった私が走ってくる。
周りをキョロキョロ見回して。
どうも、沙依を探しているらしい。
私も探してみる。
いた。
倉庫の陰。
女の子が二人。
そのうちの一人が沙依だ。
「あっ!!」
昔の私が沙依に気付く。
私と昴、そして昔の私は倉庫に近づく。
楽しそうに笑う私。
驚かせようと考えているらしい。
倉庫に近づいて、深呼吸をする。
自分で、タイミングを計ってるらしい。
顔を上げて、顔を輝かせる私。
せーの、と小さく声をあげて。
「さ「さらって、きらいだな」
景色変わって。
桜が咲いている。
あたりがにぎやかで。
保育園の門に
『卒園式』
という立て札がある。
「さ~え~!!!」
あっちから、また一回り大きくなった私が走ってくる。
周りをキョロキョロ見回して。
どうも、沙依を探しているらしい。
私も探してみる。
いた。
倉庫の陰。
女の子が二人。
そのうちの一人が沙依だ。
「あっ!!」
昔の私が沙依に気付く。
私と昴、そして昔の私は倉庫に近づく。
楽しそうに笑う私。
驚かせようと考えているらしい。
倉庫に近づいて、深呼吸をする。
自分で、タイミングを計ってるらしい。
顔を上げて、顔を輝かせる私。
せーの、と小さく声をあげて。
「さ「さらって、きらいだな」