愛するあなた~Love You~
(2)運命の赤い糸

裕也

あなたと出会っていなければ、こんなに苦しくて、悲しい、本気の恋をしなくてすんだのかな?
今まで通り遊びでよかったのかな?
あの時あなたに一目ぼれしていなければこんなことなかったのに・・・

先「2……」
頭になにもはいらない…
眠い…
裕「なぁ・・・」
夏「・・・」
裕「もう授業終わったぞ?」
うそ!?!?
夏「そんなに寝てた!?」
裕「おう・・・」
夏「あれ?冬歌は?」
裕「あいつは部活だよ」
夏「まだ初日なのに?」
裕「あいつはスポーツ推薦だから・・・」
なぜか裕也の瞳は哀しそうで・・・
声をかけたらいけない気がした。
裕「なんかしんみりしてごめんな」
夏「大丈夫…」
裕「俺、サッカーやってたんだけど、中2の時試合で足を故障してもうサッカーやれない身になっちゃってさ」
夏「そっか…」
裕「冬歌もサッカーやってて、スカウトされてるぐらいだからさ」
そうなんだ・・・
私冬歌のこと何もしらないんだね…
夏「・・・」
裕「なぁ!明日、校舎裏にきてくれないか?」
なんだろう?
まぁ裕也にひとめ惚れしちゃったしいっか!
夏「わかった!」
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