カボチャ
瓜は、そんなに目立つわけじゃない。
友達といるところをみることがほとんどない。
・・・友達がいるのかどうかもわからない。
拓海は、はなしたこともない。
(なんでカボチャって呼ばれはじめたっけ・・・。
そうだ。去年、国語の教師が名前を呼び間違えたんだ。)

「えぇ・・っと。23番は・・・カボチャさん?」

くくくっと、拓海は笑った。
いつ思い出しても笑える。そんなネタだった。
そのときの瓜の顔は、真っ赤だったらしい。

全員にテストを返し終わったのか、担任が大きな声で言った。



「これから席替えするぞー!」




なんだって?!


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