【短】パパと私の真っ白な地図
私は…
「きっと…娘さん、寂しがってると思う…いきなり冷たくされたら辛くて悲しいよ…」
私の思ってること、全て言っていいの…?
「唯一の家族なんだから…それに…娘さんもきっと、あなたと前みたいに戻りたいって思ってるはずです…」
だって…
「娘さん、あなたのことが大好きなはずだから…」
私はパパを見て、優しく微笑んだ。
「そうか…ありがとう。」
パパも優しく微笑んだ。
「少しずつだけど…頑張ってみるよ…」
目が合って二人で笑った。
「お菓子持ってくるから、座ってて?」
パパがそう言って席から離れた時。
―パチンッ