【短】パパと私の真っ白な地図
あ…れ…?
いきなり周りが真っ白になった。
『愛満。』
「ミキ…」
目の前にはミキが立っていた。
いつも浮いてたから同じところに立ってるのは初めてで…
同じくらいの背丈のミキが、なんだか小さく感じた。
「そういえばね、少しずつ会話が増えてたのかも…」
よく思い出せば、朝も夜も…ほんの少しだけど家にいる時間が多くなってた気がする。
けど…
「怖くて自分から避けてたんだね、私。」