【短】パパと私の真っ白な地図
描いていく未来
―――――――――
――――――――
―――――――
「…み!」
何だか眩しい…
「…なみ!」
それに温かい…
「愛満…!」
あれ…?
私を呼んでる…?
目を開けると…
「わぁ!包丁…!?」
何故か私は包丁を握っていて、慌てて離した。
そしてそれと同時に…
「愛満…!」
パパに抱き締められた。
あ…
そっか、私…
パパの肩が震えてる…
私はパパの背中に腕を回した。
「愛満…ごめんな…っ」
パパ…
「パパ、大好き…」
きっと…
ううん、きっとじゃない。
絶対に元に戻れると思った。