不良お兄様とわたし




怜央那は微笑みながら頭を撫でてくる 



「まあ、ちょいと寂しい感じもするけど応援してるよ♪」




「怜央那…ありがとう」



怜央那は撫でている手を離し、またメニューに目をやる 



「さぁてと♪何食べよっかな〜♪」



「私苺パフェ食べる♪」



「本当紫音は苺が好きだねぇ」



「だって美味しいじゃん♪」



「そんな紫音も可愛いぞー♪」



怜央那の方が可愛いくせに…




…でも怜央那って誰かに似てるんだよなぁ…
誰だっけ??




「可愛くないって#………でもありがとう、怜央那」




「いーえ♪どーいたしましてっ♪」








ほら、誰かに似てる…
まあいつか思い出すでしょ♪





その日はファミレスで暗くなるまで怜央那と語っていたのでした 




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