不良お兄様とわたし


ガラガラッと誰かが入ってきた 


「おい!紫音から離れろよ!瀬戸!!」


入ってきたのはなんと悠くんだった 


「ゆ…う、くん」


「紫音!大丈夫か?何もされてない?」

「は…はい。悠くんのお陰で…」


そういうと悠くんは安心したようでホッと一息ついた 

「よかったー…紫音!担任に気を付けろよ?あいつは女子生徒に手ぇだすって有名だから」


「失敬だなぁ。悠弥くんは。俺は女子生徒に手を出すんじゃなくて、か・わ・い・い・女の子に手を出してるんだよ」


「余計質(たち)が悪ぃ!」

悠くんの言葉に一票…

「それより紫音ちゃんは今まで見てきた生徒の中で1番可愛いね。どぅ?今夜担任と生徒の仲を深めるってことで食事でもいかない?」


「だれが行かすか!紫音、教室まで3人で行こう。危ないから。」


「は…はい」 


成り行きで3人で特A教室に向かう 


どうやらテストは600点中598点だったらしい… 


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