不良お兄様とわたし
女子一同唖然としている
「「「「「「「ぇぇええええ!?」」」」」」」
「そういえば悠弥様の苗字は結野宮ですわ」
「だから悠弥様といたのね」
「ずっと皆様の事、名前で呼んでいたので苗字を忘れていたわ」
などと周りから聞こえる
「つーわけで、もう紫音の事、いじめんなよ?」
悠くんが私の肩に右手を回し、左手で女子一同を指差して何故か、勝ち誇ったように笑う
そんな悠くんを見て、女子一同は目をハートにして“はい!”と答えた
これで一件落着…かな♪
体育館に悠くん、沢井くん、清水さん、速阪さん、藤崎さんと私の6人だけになった
「あの…本当にありがとうございました」
「うーうん、気にしなくていいよん♪」
「そだぞー…兄ちゃん頼りなかったら俺を頼ってもいいんだぞー(笑」
「おいゴラ大和…調子のんなよ」
「実はな、紫音ちゃん…悠弥は裕希からメールきた時授業中なのに教室を飛び出していったんだぞ」
「え?」
「そうなんすか?」
速阪さんの言葉に食い付く私と沢井くん