不良お兄様とわたし


なんとその転校生は結野宮を名前で呼んだあげく、結野宮に抱きついてやがる 

「なっ!?何やってんだよお前」


「ん?見ててわかりません?感動の再会のハグや」


「再会ぃい?」


「そうや!俺らは実は幼なじみなんや」


「何言ってるの!?轍君!!嘘ばっかり!私達今日会ったばっかじゃん!」


結野宮の発言に何故かホッとする自分がいる 











ん? 


「え…轍って…あの轍か?」


「お?その馬鹿みたいな発言をするのはヒロぼっちゃんやないの。久しぶりやなぁ」


やっぱり!!幼稚園の頃よく遊んでた奴だ! 
確か親の仕事の都合でアメリカに行ってたんだっけか? 


「久しぶりだな、轍…昔からの関西被りかわってねぇな」


「関西なめんなヒロぼっちゃん」


「ぼっちゃんはやめろくせっ毛」


「ぁあー!くせっ毛気にしてんのにぃ!ひどいわヒロぼっちゃん!」


そこでキョトンとしてた結野宮が喋った 


「2人共、知り合いなの?」


「「幼稚園の頃からのライバルだ」」


「そ…そうなんだ」





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