不良お兄様とわたし



席に着くと隣の席の結野宮が話し掛けてきた 



「コソ)沢井くん…こんな時間まで何してたの?(・_・|」


勿論、結野宮について相談してた何て言えねえから 

「ボソ)あー…薫さんとサボってた(・_・|」 


「コソ)英語の宿題朝一生懸命にやってたのに勿体ないよ(・_・|」


「ボソ)宿題終わんなかったからサボったの(・_・|」

「コソ)そっ「こら!そこの2人!コソコソ話さない!授業中よ!?」…ごめんない!」


「……すいません」



この新米教師のくせに!邪魔すんな!(※悪いのは裕希と紫音です)



「チッ…」


俺がキレてたら、横から丸めた紙が飛んできた 




その紙には可愛らしい字で



“ごめんね沢井くん(>人<)”



と書いてあった 


どうやら俺が怒ってるのは自分のせいだと思ってるらしい 



チラッと隣を見れば落ち込んでる結野宮がいた 




“気にすんな。結野宮のせいじゃねぇ”


丸めた紙を結野宮に飛ばしてやれば安心した顔してる結野宮を見て俺もさっきまでキレてた自分が嘘のようになくなった 


















俺、そうとう結野宮にハマってんな… 




【裕希Side終了】


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