不良お兄様とわたし
「あ、悠くん!荷物運べたの?わざわざありがと」
「いーえ母さんの頼みを断れるわけねーじゃん」
悠くん───?
母さん─────?
2人はどんな関係…?
ていうか…
この人めちゃめちゃ怖い!
髪は金髪だし、制服の着方もなんだか不良っぽい…
私の苦手なタイプ
「あ、俺は結野宮悠弥。今日からお前の兄ちゃん。よろしく、紫音ちゃん
ちなみに16歳で紫音ちゃんより1コ上」
1コ上、か…え?…せ…先輩? 尚更怖い!!
「よ……よ、よろしく…お願い…し、ます…悠…弥さん」
私を見て固まっている悠弥さん
私、変な事言った!?それともうざかった!?確かに、噛みまくりだったけど……