不良お兄様とわたし
周りがヒヤヒヤしているのがわかる――――そうとうやばい先生みたい…
「ぁあ゛?俺に反抗するつもりかぁ?」
――――案の定、先生がキレた
「お兄ちゃんは…確かに見た目は怖いし、先生からしたら、迷惑かかる生徒かもしれませんが、私にとって…誰よりも私を想ってくれる、優しいお兄ちゃんです」
そう言うと先生は少しびっくりしてたけど、すぐ怒鳴りはじめた
「ほぉ…お前は確か、編入試験では良い成績を残してるそうだが…」
すぐ目の前まで先生が詰め寄ってくる
「ここ(珀桜)では俺がルール(校則)だ」