不良お兄様とわたし
食堂がざわつきはじめた
「?…あ」
お兄ちゃん達が食堂にきたんだ
「食堂やだーっ!俺は母さんの愛情たっぷりの弁当食べるんだー!」
…妹としてちょっと…いやかなり恥ずかしい
「そういう恥ずかしい事普通に公の場で叫ばないの♪」
ごもっともです薫さん
「それにお前、前は毎日食堂行こうっていってたじゃねぇか」
「ぅっ…まあそうなんだけど!母さんの料理まじ旨いから三食全部母さんが作った料理食べたいの!」
頬をぷくっと膨らますお兄ちゃんを見て、食堂にいた女子生徒が黄色い声をあげる
…また呼び出しとか嫌だから気付かなかったふりをしよう…
「あ!しーおん!」
…すぐに見つかってしまった
ぶんぶん手を降ってこっちにやってくる
「…お兄ちゃん」
「あれ?君達紫音の友達?」