恋風船 ふわり。
=放課後=
私は聖の顔を英語の時間以来
まともに見れなかった…
目を見ることも…
だって。
自分でこの思いが
『恋』だって言うことが
分かったから。
分かっていなかったらどうなっていたんだろう?
この思いは無い物にされていたんだろうか??
そう思えば、とても怖い。
自分のキモチにも気づかず
何もなかった様に
中学を卒業してしまうなんて…
だから、私は…
「なーぎーさっ♪一緒に行こうぜぇ」
「聖…。」
「どーした??元気無いな。」
……。うん!よし。
悩んでたってどうしようもない!!!
今は元気に過ごすしかないんだ♪
キセキが起きない限り。。。
「んーん。何でも無いよぉ
元気。元気!!」