いつまでも、いつまでも…


バレンタイン当日

みきと階段で待ち合わせ。
1、2年は同じ校舎で
階が違うだけだった。
みきに手紙を渡した


返事がきますように

私は密かに願っていた。




この日は授業なんか集中できなかった。
返事くるかな?
読んでくれてるかな?
ずっとずっと考えていた。



放課後。
私はいつものように合唱団に行った。

多目的室に入る前にみきに呼ばれた

「たまちゃ~ん」

私はすぐに返事だと思った。

「はい」

そういわれて渡されたもの。


そう、手紙だった!


私は嬉しさのまわり興奮しまくっていた。
その内容は
『今日バスケ筋トレでソフト部より早く終わると思うけど、どうしたらいい?家は○○食堂の近く。』

何度も何度も書き直した後が残っている。
薄くてヨレヨレな字

すっごく可愛かった。


「みき先輩!たま、今日電話します」

「いいけど、本人に電話するってちゃんと言いや」

そういわれたけど言えなかった。笑
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