空はまるで【短編】




朝の時間。
転校生が来た。
「星月 ちはやです。」
顔は、まぁまぁ。
背は、中途半端に小さく、
先生によると、脚が速く、弓道では
県1位になったことがあるらしい。
紹介が終わると、そいつは私の方を向いて
笑ってきた。
「取られる。」
一瞬で感じた。女の感というもんだ。
宗を見ると、うつぶせになっていた。







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