FRIEND or LOVER ・・・ ?
ゆっくり登って行くと、声の主は壁に向かって何かのポーズをとっていた。
(あれって、〇×レンジャーだよね?)
壁の陰に隠れて、覗いてみる。
確かにアレは土曜の朝に放送されている戦隊モノの変身ポーズ
具体的な内容は何となくしか分からないが、たまに早起き出来たときには茶瑚自身も見ている。
おどり場の少年は一連の動作をもう一度繰り返した後、
「よしっ!決まった!!」
今度は納得したようで「やっぱり、カッコイイよなぁ~」と言いたげに、うっとりしていた。
(誰だろ?)
一方、茶瑚はと言うと壁の陰に隠れたまま、まず最初の問いに首を傾げていた。
あの子は見たことがない。
この学校は小さいから一年生から六年生まで一度は顔を合わせていて、名前は知らなくても何年生なのかは分かる。
(あ、そう言えば隣のクラスに転校生が来たんだったよね?
でも、何であの転校生こんなトコで独りで変身ポーズとってるんだろ?
他の男子と真似っこすれば良いのに。
好きなのかな?)
頭の中で自分なりに解決させてみる。
しかし、問題はソレだけではなかった。
(あれって、〇×レンジャーだよね?)
壁の陰に隠れて、覗いてみる。
確かにアレは土曜の朝に放送されている戦隊モノの変身ポーズ
具体的な内容は何となくしか分からないが、たまに早起き出来たときには茶瑚自身も見ている。
おどり場の少年は一連の動作をもう一度繰り返した後、
「よしっ!決まった!!」
今度は納得したようで「やっぱり、カッコイイよなぁ~」と言いたげに、うっとりしていた。
(誰だろ?)
一方、茶瑚はと言うと壁の陰に隠れたまま、まず最初の問いに首を傾げていた。
あの子は見たことがない。
この学校は小さいから一年生から六年生まで一度は顔を合わせていて、名前は知らなくても何年生なのかは分かる。
(あ、そう言えば隣のクラスに転校生が来たんだったよね?
でも、何であの転校生こんなトコで独りで変身ポーズとってるんだろ?
他の男子と真似っこすれば良いのに。
好きなのかな?)
頭の中で自分なりに解決させてみる。
しかし、問題はソレだけではなかった。