FRIEND or LOVER ・・・ ?
『何のゲーム?』
隣の机に入っていた自分のB5のスケッチブックに書き込む。
「大富豪だよ。はい、チャコの分。」
そう答えてカードを渡したのは 穂野田 結菜 <ホノダ ユイナ>
カチャコと呼ぶクラスメートに対し、結菜はチャコと呼んでいる唯一の友人
幼なじみで姉妹同然に育った彼女は文字通り茶瑚の姉的存在でもある
「カチャコ準備出来た?」
茶瑚は真琴にOKサインを出す。
「じゃあ…」
「おーい、席付けー」
ジャンケンで順番を決めようとした時、担任の目黒先生が出席簿片手に教室に入ってきた。
「直ぐに放送かかるからな。
ストーブから放れろ。トランプ片せ。」
「ハーイ」
そう返事をして生徒達はガタガタと音を立ててそれぞれの席に着く。
彼女の席は教室後方廊下側
少々背の低い茶瑚には此処から黒板は見えにくい。
公認のくじ引きで決定したとはいえ、席を変えて貰うことは可能なはず。
それでも変えて貰わないのは、何をしてても教卓の先生に気付かれにくいから、らしい。
因みに茶瑚と結菜は隣同士だ
隣の机に入っていた自分のB5のスケッチブックに書き込む。
「大富豪だよ。はい、チャコの分。」
そう答えてカードを渡したのは 穂野田 結菜 <ホノダ ユイナ>
カチャコと呼ぶクラスメートに対し、結菜はチャコと呼んでいる唯一の友人
幼なじみで姉妹同然に育った彼女は文字通り茶瑚の姉的存在でもある
「カチャコ準備出来た?」
茶瑚は真琴にOKサインを出す。
「じゃあ…」
「おーい、席付けー」
ジャンケンで順番を決めようとした時、担任の目黒先生が出席簿片手に教室に入ってきた。
「直ぐに放送かかるからな。
ストーブから放れろ。トランプ片せ。」
「ハーイ」
そう返事をして生徒達はガタガタと音を立ててそれぞれの席に着く。
彼女の席は教室後方廊下側
少々背の低い茶瑚には此処から黒板は見えにくい。
公認のくじ引きで決定したとはいえ、席を変えて貰うことは可能なはず。
それでも変えて貰わないのは、何をしてても教卓の先生に気付かれにくいから、らしい。
因みに茶瑚と結菜は隣同士だ