恋愛のカタチ
涙が頬を伝う。


ふっと目を開けた。
もう、あの息苦しさは無い。


『こ・・此処は何処??』


天国-・・・?
地獄-・・・?


ゆっくりと体を起こす。
ほっぺを思い切りつねって見た。


『痛っっ』


アタシ、生きてる・・・??
生きてるの・・・??
本当に・・・??
神様が生かしてくれたの・・・??
生きてていいの・・・??


こんな疑問がいくつも頭をよぎる。
その時、部屋のふすまが開いた。


『うわぁ』
『ギャッ』


そこに現れたのは、
優しそうな男の子。
年齢はアタシと同じくらいか
年上・・・?

その子はアタシに慌てて謝った。
『ごめん、イキナリ大きい声出して。
ビックリしたよね・・・』

『嫌々...アタシの方こそ何か
すいません。』



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