アタシの男タチ
―次の日の朝。
「…まじ眠い、学校ダリィ~」
こんな朝、
最低すぎる。
真冬に吹雪。
凍え死ぬんですけど~。
―ビュォォォオオオオ…
こんな日に、彼氏でも迎えに来てくれたらい~のにぃ~…。
アタシはそう、
小さな望みを込めて祈る。
ありえねぇ話♪
「メシ~」
「…未紅の分はないわよ」
…っつ、こいつ
家にいさせねぇ気かよ…。
ひっでぇ母親。
「あっそ」
バタンッ
アタシは制服に、コート、それにマフラーで
外に出かけて行った。
「う゛っ…」
ボォォォォオオオオ…
さっきより…、音ヤバいって。
引き返そう、としたその瞬間…!
「未紅…」
…え?