アタシの男タチ
まじ不審者かと思った…
「大樹…?」
「寒いだろ?乗ってけや」
…寒いし。
まじ遅いし。
…っつ、今回だけ
力借りてやっか~…。
今、突然現れたのは…
大学生の彼氏…大樹(ダイキ)。
正確に言うと…3人目の彼氏。
…いつのまにか、
うちまで来るよ~になり…
大樹だけ、満足して帰るような関係に。
アタシの本音…
『めんど~』
「ど~ぞ、お姫様」
「別にい~って…大樹、なんで?」
「あ?」
「なんで今日…来たの?」
それは…
それは…
少し期待してたよ。
愛しいな、と思えることでも言ってくれたら…
な…って。