【短】さよならは言わない
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………え?
今なんて…
「突然で驚いたでしょ?ごめん…でも本気なんだ…家柄とか、そんなの気にしないくらい…。」
………
「聖夜君……。」
「七海チャン…俺と付き合って下さい。」
――――――
「な、七海チャン?!な、なんで泣く?!」
え?
私の瞳からは、大粒の涙が流れ出ていた。
「あっこれはっ…」
嬉しくて…
「…………ダメかな?」
ダメ?そんなわけない…
私は…貴方が好きなんだから…
「ありがとうっ…聖夜君っ……私…私ねっ?」
「うん。」
聖夜君はとても落ち着いていた。
「私の初恋ってね?聖夜君…貴方なんだよ?」
「え?じゃあ…」
言える…今なら言えるよ…
「私を…聖夜君の彼女にしてください。」
私達は二人で嬉し泣きをした。
お互いの気持ち…
二人で笑って…
凄く幸せを感じた。
人生最大の幸せを…