【短】さよならは言わない





…………………………………………………………………………………………………………………………………………………え?



今なんて…


「突然で驚いたでしょ?ごめん…でも本気なんだ…家柄とか、そんなの気にしないくらい…。」


………


「聖夜君……。」


「七海チャン…俺と付き合って下さい。」



――――――



「な、七海チャン?!な、なんで泣く?!」


え?


私の瞳からは、大粒の涙が流れ出ていた。


「あっこれはっ…」


嬉しくて…



「…………ダメかな?」


ダメ?そんなわけない…

私は…貴方が好きなんだから…


「ありがとうっ…聖夜君っ……私…私ねっ?」


「うん。」


聖夜君はとても落ち着いていた。


「私の初恋ってね?聖夜君…貴方なんだよ?」


「え?じゃあ…」


言える…今なら言えるよ…


「私を…聖夜君の彼女にしてください。」































私達は二人で嬉し泣きをした。

お互いの気持ち…

二人で笑って…

凄く幸せを感じた。


人生最大の幸せを…








< 15 / 25 >

この作品をシェア

pagetop