【短】さよならは言わない
幸せの崩壊
∥数ヵ月後∥
「七海!聖夜君が迎えに来てるわよ!」
「あ、うん!」
あれから数ヵ月…
私達は幸せに暮らしています。
大好きな聖夜とも一緒だしね。
私達はラブラブです!
ただ、1つだけ前と変わったこと。それわ…
「聖夜!お待たせ!」
「七海…走って来たのか?……別に気にしなくていいよ。ほら、乗って?」
「うん。」
私は聖夜のリムジンに乗る。
変わったこと。それは
"呼び方"と"通学法"
前は君チャン付けだったのをなくして、呼び捨て。
それと、前は電車で通学していたのが一変。
聖夜のリムジンで通学になった。
やっぱりお金持ちだよね。
「七海。」
「ん?」
「俺のこと好きか?」
ん?いきなりどうしたの?なんか今日の聖夜…おかしいよ?
「好きだよ?大好き。」
「そうか……あのさ?今日…俺んちに来ない?」
「え?聖夜ん家?別にいいけど?」
「そ。じゃあ…おい。このまま家に帰る。」
「畏まりました。」
聖夜が運転手に命令をする。
こんなのにも慣れた。