Killing Heart
釈杖を立てて、手のひらに気を溜める。
肩から流れる血は徐々に止まっていた。
良かった、役に立てて、、
「大丈夫?」
「夕姉、、有難う」
草兎くんはやはり驚いた様子で、私に礼を言って立ち上がった。
治りかけでも敵が居たら僕が仕留めるから、と草兎くんは言って郷炎を握り締めた。
私は阿修羅に目を向けた。
圧倒的に男が押している。
けど、彼は大丈夫だ。そう確信した。
「いちいちウザいんですよ、、」
だが、
男はキレたようで、暗魅を額付近に翳した。
「闇を生め、ダークネス」
「何、あれ、、」
黒い刃から生き物のように真っ黒な渦が吹き荒れた。
真っ黒な渦は阿修羅を狙って素早く動き出す。
「あぁぁぁ!!」
「阿修羅!!!!」
獲物を見つけた渦は逃がさないように支配する。
私は叫ぶことしか出来ない、足が震えて動かないんだ。
渦は阿修羅の下半身から上半身を飲み込む。
「闇に飲み込まれ、息を絶えなさい、、阿修羅」
闇が氷麟を飲み込んだ。
嫌、、阿修羅が死んじゃうよ。
居てもたってもいられなくなり、草兎くんは男にもう一度襲い掛かった。
鞠弥さんが黙って私の腕を引っ張る。
見てるだけなんて、嫌だ、、。
肩から流れる血は徐々に止まっていた。
良かった、役に立てて、、
「大丈夫?」
「夕姉、、有難う」
草兎くんはやはり驚いた様子で、私に礼を言って立ち上がった。
治りかけでも敵が居たら僕が仕留めるから、と草兎くんは言って郷炎を握り締めた。
私は阿修羅に目を向けた。
圧倒的に男が押している。
けど、彼は大丈夫だ。そう確信した。
「いちいちウザいんですよ、、」
だが、
男はキレたようで、暗魅を額付近に翳した。
「闇を生め、ダークネス」
「何、あれ、、」
黒い刃から生き物のように真っ黒な渦が吹き荒れた。
真っ黒な渦は阿修羅を狙って素早く動き出す。
「あぁぁぁ!!」
「阿修羅!!!!」
獲物を見つけた渦は逃がさないように支配する。
私は叫ぶことしか出来ない、足が震えて動かないんだ。
渦は阿修羅の下半身から上半身を飲み込む。
「闇に飲み込まれ、息を絶えなさい、、阿修羅」
闇が氷麟を飲み込んだ。
嫌、、阿修羅が死んじゃうよ。
居てもたってもいられなくなり、草兎くんは男にもう一度襲い掛かった。
鞠弥さんが黙って私の腕を引っ張る。
見てるだけなんて、嫌だ、、。